「士別市【その2】:爆弾低気圧の到来 そして羊は震える」の続きです。
「世界のめん羊館」を後にした私ラム肉食べ太郎は気付きました。
今日は羊よりも少ない数の人間しか見ていないな。
士別市の町中に行ってみる事にしました。
結論から書きますと、結局羊以上の数の人間とは会えませんでした…そんなわけで今回のタイトルの元ネタは、アガサ・クリスティーのミステリー小説「そして誰もいなくなった」です。
道北のデパート西條(SAIJO)
恐らく、稚内・枝幸・名寄・士別の4店舗しかない道北のデパート西條に行って来ました。
幌延町で暮らしていた頃に、稚内の西條にはよくお世話になったものです。
正直、雰囲気は昭和のデパートで、照明は薄暗いし、BGMも流れていませんし、とにかくひと気がありません。
稚内、士別どちらの西條も同じです。
しかし、正直これはどうしようもないと思います。年々過疎化が進んでいる道北地方で、営業努力も何もあったもんじゃありませんからね。
顧客獲得競争を促すイオンやアリオの進出もあるはずがなく、むしろ地方を支える使命感だけで経営を続けているんじゃないかと本気で考えてしまいます。
この西條こそが、旭川以北の民にとって唯一にして最後の大型ショッピングモールなのです。
人口の数は活力そのものです。特に若い世代のね。
店内を探索してみるも、店員含めてあまりの人のいなさに驚きます。
爆弾低気圧が来てるせいだと思いたいところです。
「ペリカン」と言う、恐らくこれも道北に4店舗、西條の中にしか入っていないファミリーレストランがあります。
稚内の西條で生姜焼き定食みたいなのを食べた記憶がありますが、味はともかくコスパは抜群でした。
そんなペリカンですが、士別店は無期限休業…コロナ禍の影響がここにも及んだのでしょうか?
再開してくれる日が来る事を願います。
地方の課題が顕著に表れていたこの場所を後に、次は「士別駅」へと向かいます。
士別駅
旭川駅から特急で40分、和寒駅の次に停車する2つ目の駅が士別駅です。
各駅停車だと旭川駅から9駅目になります。
駅は観光の情報収集に向いている場所です。田舎とてそれは変わりません。
終日運休なのにも関わらず、構内には出入りが出来て、駅員さんがいて、売店も開いているし、ストーブも暖かく焚かれているのです。
そして、人がいました。例えばここにいたおばあちゃんは、タクシーを呼び来てもらう間、ここで暖を取っていました。
タクシーの運転手は駅構内に入って来て、予約したお客さんの名前を呼ぶのです
人と人との交流の場としても大切な場所であるように思いました。
何をするでもなくストーブの前で1時間弱の時間を過ごしてしまいました。
田舎の時間はのんびり流れるのです。
しかし暗くなる前にと、次は士別市内、駅前の繁華街へと向かいました。
繁華街
士別市の人口はと…調べてみて驚きました。
2万人弱いるそうです。流石「市」ですね。
「少ない」と思った方、ここは道北ですよ?
旭川以北で1番人口の多い稚内市が3万人強で、札幌ドームに収まってしまう人数です。
名寄市の人口は3万人弱、留萌市の人口は2万人強、他に市はありません。
さて、そんな士別市の繁華街はどんな感じなのでしょうか。
最初に見たのは立派なゲームセンター「遊ランド」でした。パチンコ屋さんのような看板と、積極的に入ってみようとは思えない外観に似合わず、中は最新のアミューズメントパークでした。
爆弾低気圧の最中の平日の日中なので、人がいないのも当然で、休日や夕方以降は多くの人が遊びに来る場所に違いありません。
想像と違った見事な発展を目の当たりにし、「もしかしたら繁華街も…」と期待に胸が膨らみます。
繁華街には立派な神社もあり、その向かいにはタクシーが何台か停まっている駐車場がありました。
粗探しをしたいわけではありませんが、そのタクシー駐車場の敷地にあるタバコの自動販売機は稼働していませんでした。
見本のタバコも崩れていて、見事なノスタルジック感を演出してくれました。
さあ、いかがでしょうか?
繁華街の町並みが始まります。ちなみに先程の自動販売機と神社の位置は上の写真中央の十字路を右に向くとあります。
悪天候の下の雪に埋もれた繁華街と言う事で、不思議な雰囲気に写ってしまっていますが、きっと普段の夜は綺麗なネオンの明かりが広がり、思い出深く楽しく過ごせる場所なのだと想像できます。
今回私が見付けた中で最もお気に入りのスポットがここです。
時間が早いので真っ暗ですが、夜はきっとテンションが上がるような雰囲気に変わる事でしょう。
物凄く寒かったので、テキパキと見て回るのが精一杯でしたが、本当に良い一日となりました。
士別市は良い町です。
他にも士別市立博物館や屯田兵屋と言った見所もありますし、ホテルもいくつかありますので、泊まりがけで遊びに行くのも良いかも知れません。
辛口ながらも結局は北海道が大好きな私ラム肉食べ太郎は、こうして士別市を満喫し、更なる次の旅へと思いを馳せるのでした。チャンチャン!
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