ラム肉食べ太郎です。今回は北海道の海岸、室蘭の蓬莱門(ほうらいもん)について紹介させて頂きます。地球岬のすぐ近くにあります。
「パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち」と言う映画を知っていますか?
蓬莱門を取り巻く神秘的な雰囲気は、この映画の舞台となる「死の島」を彷彿させるように感じました。
「死の島」のような不吉な雰囲気はありませんけどね。
海岸に出るまでが一苦労です。ロープの張られた急斜面の道を降りて海岸に出ます。途中の道には熊の糞もありました。
引き潮の時間帯なので、海底の宝物が姿を現していました。非常に良く滑るので注意が必要です。
ちなみに引き潮の時にしか蓬莱門までは歩いて行けないのです。限られた時間帯にだけ現れる道を歩いて行きましょう。
引き潮の時間帯は、恐らくボートは出せないのでしょう。「ムーミン谷の彗星」と言う小説を読んだことがありますか?彗星の影響で干上がってしまった海底を、長い竹馬を使って歩く描写があります。読んだのは小学校低学年の頃でしたが、この景色を見て、急にその本を読んだ時の印象が鮮明に蘇りました。
蓬莱門の方面に近づいて行きます。途中に大きな蛇がいました。あまりにも岩場に溶け込んでいて、直前まで気付きませんでした。かなりビビりました。毒は持ってないとは思いますが、おっかなかったです。
引き潮の時にしか通れない場所に出ました。高い岩肌に挟まれ、非常に歩きにくい場所を進んで行きます。所々霧が立ち込めていました。
「大自然の作り出した奇跡を前に、私は言葉を失った。遂に辿り着いたのである。神秘の石門が大きく口を開けていた。時折、ゴボゴボと海水が吸い込まれて行く音がする。」
気分はジュール・ベルヌの小説「地底旅行」に出てくるリーデンブロック教授です。
ちなみに「地底旅行」は私の一番の愛読書です。ディズニーシーのアトラクション、センター・オブ・ジ・アースの原作でもあるので、知らない方は是非読んでみて欲しいです。
この時の私は、これが地底に続く入り口だと言われても信じたことでしょう。「さあ、行こう!地球の真ん中へ!」
蓬莱門の入口付近の水位は深くなっていて、神秘的な青さを放っています。この門をボートで通り抜けるツアーもあるみたいですよ。
飽きの来ない場所でしたが長くはいられませんでした。満ち潮になる前に戻らなければならないのです。
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