「士別市【その1】:爆弾低気圧の到来 そして至高のグルメ(羊飼いの家)」の続きです。
レストラン「羊飼いの家」が入った建物の隣には、雪に閉ざされた建物がありました。
それで連想した映画が、「雪に閉ざされたペンションの冬の間の管理人となった父親は日に日におかしくなって行く…そんな密室のペンションでの生活はクライマックスを迎え、斧を持って追い掛けて来る父親から逃げ戸惑う母と息子…」そう「シャイニング」です。
私ラム肉食べ太郎のオススメ映画ベスト10に多分入る、素晴らしい名作です。
冬の厳しさを改めて実感した瞬間でした。
後から調べたところ、多分ここは「バーベキューハウス」です。夏の間なら大盛況でしょうね。
この建物の前に来るまでの僅かな距離の間にも、足下の雪の白色の濃さに、それが大きな吹き溜まりである事に気付かずに足を踏み入れてしまいました。
どんなに目を凝らしても僅かな影すらない真っ白な地面は、形も深さも何もわからない「無」同然の空間であり、恐怖すら感じたものです。
世界のめん羊館
丘の上から車で僅かに降った場所に、更に雪に埋まった別の建物がありました。
「世界のめん羊館」です。
小児科のような可愛らしい入口でした。
無人の券売機で200円の入場料を支払い、100円の餌を一袋購入して、勝手に中に入って行きます。
外は猛吹雪で、薄暗く、ひと気もないので正直不気味でしたが、ドアの向こうはモフモフパラダイスでしたよ。
飼育員の方々がせっせと羊達のお世話をしている横で、私ラム肉食べ太郎は羊とのコミュニケーションを試みます(餌で)。
先程食べ損ねたブランド羊「サフォーク」もいました。
どの子もみんな美味しそ…可愛いです。テンション上がりますよ!
色々な種類の羊がいて、それぞれ顔も違って、人懐こさも違います。
手触りは意外と良くありません。何故なら羊は、風呂に入らなかった時の人間の髪の毛のように脂っこくなってしまうのです。
なので刈った羊の毛は、製品化する過程で洗う必要があるのです。
ちなみにアルパカの毛は日頃からふわふわだそうです。
とうもろこしとカリカリが混ざったような餌を手のひらに乗せて口元に持って行くと、ペロペロと舐めるように食べてくれました。
手は唾液でベチャベチャになります。
訪れる機会があれば是非、皆さんにも試して頂きたいと思います。
この羊ちゃん達、積極的に餌を食べたがる子もいれば、そうでない子もいるのですが、奪い合うような事はしませんでした。
集団生活のお手本のような生き物ですから、是非皆さんも見習いましょう。
思っていたよりも楽しくて、結構長時間滞在してしまいました。
これで入館料200円は安い…もう少しだけ高くしてでも、是非設備投資に回して頂きたいなと思いました。
紫外線で痛んでしまった展示物などを見てそう思うのは、この私だけでしょうか。
続きはこちら:「士別市【その3】 :爆弾低気圧の到来 そして誰もいなくなった」

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