ラム肉食べ太郎です。久しぶりの更新となりますが、「函館の魅力(1)路線から見た函館」の続きです。
さて、函館と言えば、明治・大正ロマンが色濃く残る街並みと、その夜景を一望できる函館山が有名ですが、私個人の見解では「レトロなコーヒーカップに入れた紅茶と珈琲が香り立つ街」です。
そのためか飲食店には、こぞって高カロリーの甘い食べ物と洋食が並んでいる気がします。
そんな函館を象徴するようなチェーン店があります。紹介しましょう。
函館ご当地B級グルメ「ラッキーピエロ」です。
ラッキーピエロ公式サイト:http://luckypierrot.jp
函館を歩いていれば、そこらかしこでラッキーピエロのお店の派手な看板が目に入ります。
ハンバーガー屋さんなのか、定食屋さんなのか、それとも雑貨屋さんなのか。
ピエロがモチーフなのか、それともサンタクロースとか別のキャラクターがモチーフなのか。
何にせよラッキーピエロのお店は、ひと目で見分けがつきます。そして、とても居心地が良く、味も量も大満足のオススメのお店です。
私のオススメは、人気No.1の「チャイニーズチキンバーガー」です。セットにすると、「オリジナルラキポテ」と飲み物が付いてきます。
この「オリジナルラキポテ」は、フライドポテトにミートソースが掛かったものです。私はこのカロリー爆弾に胃が付いて行けませんが、とても美味しいので毎回頼んでしまいます。
気になった方は、是非行ってみてください。
さて、本題に入ります。函館山の旧日本軍要塞跡地についてです。
海から見た函館山です。標高334mの小さな山です。茨城県にある筑波山の標高が877m、東京都の高尾山の標高が599mで、どちらの山もハイキング気分で登れることから、函館山が小さな山であることが分かると思います。
しかし、この函館山には多くの魅力が詰まっています。
まず、函館山から見下ろす夜景が、(旧)世界3大夜景のひとつに挙げられていることです。
でもこう思うわけですよ。所詮人口26万人程度の街明かりなんかより、もっと豪華な夜景なんていくらでもあるんじゃないかと。そう思いませんか?
では何故、(旧)世界3大夜景なんて呼ばれているのでしょうか。私、ラム肉食べ太郎は軽く調べてみました。
時代は遡り、一説によると1950〜1960年代に観光業界によって、ナポリ、香港、そして函館が世界3大夜景に指定されたとのことです。
そして、2012年には、一般社団法人夜景観光コンベンション・ビューローによって、新世界3大夜景は、モナコ、香港、長崎に変更されました。
函館は外されてしまったのですね。
しかし、「世界3大夜景」なんて大層な名前を付けていますが、もしかして今も昔も日本人による日本人のために観光業界が勝手にそう呼んでいるだけと言うことじゃないのか。
函館の夜景は別名「100万ドルの夜景」とも呼ばれています。気を取り直して、この名前の由来も調べてみました。
これも一説によると、電灯の1ヶ月分の電気代を表しているそうです。
時を同じくして、1950年代に当時の関西電力の副社長が、六甲山から一望できる神戸から大阪までの電灯の数から算出したとのことです。
やがて神戸に続き、長崎と函館が「100万ドルの夜景」と呼ばれるようになったとのことです。
100万ドルは現在のレートにして、日本円で約1億1千万円程度です。大した金額じゃないように感じます。
しかし、世界3大夜景に設定された時代と同じく、1950〜1960年代のレートで換算すると、約3億6千万円となります。
更に1950年の値を基準に、消費者物価指数を用いて2019年の物価に換算すると、8.35倍、すなわち約30億600万円の夜景と言うことになります。
しかし、函館山からは函館市内しか見渡せませんが、函館市の1950年代当時人口は約23万人でした。一方で神戸市だけの人口で約77万人でしたから、流石に六甲山からの夜景と同列に語るには誇張が過ぎるような気がします。
とは言え、私はあくまでも軽く調べた程度ですので、鵜呑みにしないようにして下さい。
何にせよ、(旧)世界3大夜景であり、100万ドルの夜景であり、実は日本3大夜景でもある函館山からの夜景の魅力は伝えられたのではないでしょうか。
もし、私の調べた結果に同意してガッカリしてしまった方がいましたら、安心して下さい。
函館山からの夜景は、あくまでも函館山の魅力の「オマケ」です。こんなものはカップルがロープウェイでさっさと登って、「君の瞳に100万ドルの夜景が溢れているよ」とでも言い合っていれば良いのです。好きにすれば良いです。
本当の函館山の魅力は、何度も書こうとしていますが「旧日本軍要塞跡地」です。男のロマンがそこにはあるのです。安心して下さい。ここには例え一人で行ったとしても、相当楽しめますよ!
次回こそ本題「旧日本軍要塞跡地」の魅力について「函館の魅力(3)函館山の旧日本軍要塞跡地」にて紹介させて頂きます。もう脇道には逸らさない…つもりです。
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