2021年5月1日、青函トンネル記念館を後にして、次は松前町を目指します。
前回記事はこちら(青函トンネル記念館に行く価値はあるのか)
松前町と言えば松前城、北海道で唯一の城下町です。
日本全国の中でも新しく、1854年に築城された松前城ですが、現在見られるのは1949年に焼失し、その後復元されたものです。
町並みも城下町を再現したような雰囲気ですが、全体的に新しく生活感がないためハリボテのように感じました。
しかし、道内でこのような雰囲気は珍しく、そして確かにここには激動の時代の歴史が刻まれているはずなのだと想像すると少しワクワクして来ました。
ご当地グルメ「松前海苔だんだん」を食す
時間は14時過ぎでしたが、まずはお昼ご飯を食べるために「温泉旅館 矢野」に向かいます。
目的は「岩海苔弁当」です。海苔弁当と言えば、食費を抑えたい時の頼もしい味方のイメージですが、今回食べるのは日本全国でもおそらく最高級の海苔弁当です。
店内は城下町らしく落ち着いた和の雰囲気で、外の様子からは想像もできないほど混んでいました。
見た目はシンプルながらも、松前町の貴重な手摘み岩海苔を贅沢に使用した、ここでしか食べられない味なのです。
松前漬けなども付いていて、なかなかのボリュームでしたが、あまりの美味しさにペロリと平らげてしまいました。
記事を書いてる側からまた食べに行きたい欲求に駆られます。
松前城へと向かう道中での出会い
道の駅から松前城へと向かう道です。
中心から少し外れると城下町のような雰囲気はなくなり、しっかりと生活感のある町並みが広がっていました。
遠くに見える桜に浮かぶ松前城を目指します。
「海に掛かる橋と猫」
のどかな世界がここにはありました。
猫に何故か春を感じました。
ここまで来れば松前城は目前です。
松前城を取り囲む桜と花見客
曇り空なのが悔やまれる満開の桜と松前城です。
私は桜の花びらの散り切る間際が葉桜だと思っていましたが、ここの桜は満開のまま葉が出て来ているように見えます。
眺めているうちに他の場所で見る桜には感じない恐怖感が身を包みました。
塩害・雪害の影響なのか、多くの桜は幹に大きなダメージを負っていました。
穴が空いて水が溜まっているのに、もはや支えきれそうには見えない枝を頭上に広げ、これでもかと満開の桜を咲き乱れさせているのです。
恐ろしいほどに生命の輝きを放つ美しい桜だらけでした。
ここまでの投稿を見るとGWだと言うのに、誰もいない静まり返った「曇り空の松前城と猫と桜とラム肉食べ太郎」と言う感じがしてしまうかも知れませんが、安心して下さい出店が立ち並ぶほど大盛況です。
鏡桜そして城内へ
小さなお城ですが、咲き乱れる桜との相性は抜群です。
今回のインスタ映えはこちら。
曇り空が唯一幸いしたのが、見事に水面に松前城と桜が写り込んだこの写真を撮れた時でした。
もっと良いアングルがあったのですが、残念ながら水面にゴミが浮かんでいました。
「ゴミは持ち帰りましょう!」
記事の内容からも「ぶっちゃけラム肉食べ太郎さん、あなた廃墟じゃないお城に興味ないでしょ?」と言われそうだなと、書きながら思っている所ですが、とにかく中には入ってみました。
場内には様々な展示物がありました。
当時使われていたものや、歴史的背景が分かるものなどが地下1階から地上3階まで展示されていました。
じっくり見て回っていたらいつの間にか最後の客になっていました。
最終入場は16時30分と言うことで、「ホタルの光」が流れて来そうな空気の中、松前城を後にしました。
まとめです。
この時期の松前城しか知りませんが、行くなら桜の時期一択かも知れません。少なくとも冬は厳しいと思います。
そして行くなら是非「温泉旅館 矢野の松前海苔だんだん」を食べてみて欲しいです。
次の記事は「江差町 開陽丸記念館と鴎島」です。
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