【前編】閉ざされた雪の美術館(こちら)の続きです。
雪の美術館は、ディズニー映画「アナと雪の女王」に出てくる氷の城のようだと一時期話題になりましたが、映画の雰囲気に負けない素敵な世界観が確かにここにはありました。
氷の城(雪の美術館)のエントランス
扉を通り抜ける時はこの呪文を言うのを忘れてはいけません。「少〜しも寒くないわ♪」
ここから先は僕も君もエルサです。ありのままです。Let it goです。
エントランスには一年中ホワイトクリスマスツリーが煌めいていますが、真夏に訪れたとしても「雪の美術館」に一歩踏み入れてしまえば、何の違和感もありません。
白と光と氷模様の見事な調和の世界が広がっています。
入場料は大人は700円でした。
いくら心はオラフでもちゃんと大人料金を払いましたよ!
部屋の隅にある細やかな調度品にも抜かりはありません。
またまたディズニー映画「美女と野獣」に出てくる、ろうそく付き燭台のキャラクター「ルミエール」までいました。名前は知らなくても、あのムカつく顔はすぐに思い出すでしょう?
椅子にテーブルだって魅力的です。ロッカーに荷物を預ける事もできるので、まさにエルサのようなドレスに着替えてから城の中に入って行く人もいました。
不思議の国の螺旋階段
ここはアリスが落ちて行く、不思議の国へと続く穴の中でしょうか?
長い左巻きの螺旋階段を降りて行きます。壁には雪景色を意識させる絵画や小物などが飾られています。
氷の回廊
2人の門番に守られた扉の先には、これまでとはまた違う世界が続いているように見えます。
スケルトンの扉からは不思議な青い光が漏れてきます。この先には「氷の回廊」があるのです。
扉を開いた瞬間、冷気が身体を包み込みました。雰囲気だけではなく…確かな冬の世界がこの建物の地下にはあったのです!
雪の結晶美術館
雪の結晶が出来るまでには条件があり、その条件によって様々な形が作られるのです。雪の結晶と言う完璧な幾何学模様の形の派生は数え切れない程あり、その世界に魅了され、飽くなき探究心が求めるがままに研究に打ち込んできた学者達がいるのです。
ここはそんな方々の成果を一挙に集めたおもちゃ箱です。さて、足を踏み入れて行きましょう。
音楽堂
音楽堂ではコンサートなどが行われていたのでしょう。繊細に作り込まれた美しいホールでした。
また、館内のミュージアムショップでは雪の模様を施したオリジナルのレターセットや、絵葉書、小物などの様々なお土産が売られていました。
結婚式場
雪の彫刻のような真っ白な壁と、氷のようなシャンデリア、そして色とりどりの花が映えます。
カフェレストラン スノーナ
私はこの「夢と感動と奇跡の結晶の美術館」で最初で最後の食事をしました。案内された席は主人公が座る席のようでした。
注文した「ふわふわ卵のオムライス」は驚くほど美味しかったです。アメリケーヌソース(海老のソース)が無くなってしまったとの事で、代わりにトマトソースでの提供でした。
さいごに
2020年6月30日に「雪の美術館」が閉館し、気付けば7ヶ月もの月日が過ぎてしまいました。
記事にするには今更感がありますが、行った事がある人は、この記事を通じて記憶の裏側から思い出を引き戻して頂けたら嬉しいです。
行った事がない人は、この記事を通じて感動を通り越し、地団駄を踏んで行かなかった事を悔しんで頂ければと思います。
使用したカメラは、iPhone XとGoPro HERO8 Blackです。GoProだと広角レンズで広い範囲が撮影できるのと、ブレのない動画が撮れるので重宝しています。
最新モデルはGoPro HERO9 Blackです。