首都プノンペンの恐怖遊園地:カンボジア編①は「こちら」
2023年12月、カンボジアのプノンペンにある「Dinosaurs Alive(生きている恐竜たち)」というテーマパークを訪れた時の記事です。
近年のカンボジアでは採算だとか持続可能性だとかは後から考えるといわんばかりに、テーマパーク(に限らずですが)を造っては流行らず閉業となるということが繰り返されているように思います。
Google Mapで「カンボジア テーマパーク」と検索してみると、需要に対して(カンボジア全体の人口約1600万人、内首都プノンペンの人口約228万人、見込み外国人観光客が年間約300万人)過剰で過密にテーマパークがあると言えるのではないでしょうか。
とはいえ、今回私が訪れた「Dinosaurs Alive(生きている恐竜たち)」においては、Google Mapで星4.3の高評価であり、載っている写真も雰囲気抜群のテーマパークでしたので期待に胸が膨らみました。
「1人で行くなんて恥ずかしいかな」
「アトラクション乗っちゃおうかな」
「入園料はいくらだろうか」
Dinosaurs Alive(生きている恐竜たち)
到着するのは18時頃ですので、きっとディズニーランドみたいに綺麗で幻想的な灯りの下で活気に賑わっていることでしょう。
いよいよ入口に到着しました。
カンボジアのディズニーランドです(勝手に決めました)。
「妙だな…」
チケットブースが閉まっています。正面入口にはバリケードがあります。
ところが近くに「Welcome」と掲げた洞窟の入口がありました。
「一旦落胆させられてから与えられた喜びは甘美である。」
しかし、スタッフが見当たらずチケットを購入することもなく吸い寄せられた、洞窟のむこうは、不思議の世界でした。
早速目に入ったのは、カンボジアのウェスタンリバー鉄道です。ちなみに本家ではアメリカ西武の開拓時代から恐竜の時代へとタイムスリップしますね。
カンボジアのプロメテウス火山だってありました。
キャラクターだっていました。
本家ではインディ・ジョーンズのクリスタルスカルの魔宮を駆け抜けるジープだってあります。
テーマは「恐怖」なのか
確かにテーマパークでした。しかし私の背筋には冷たい汗が流れます。カンボジアの亜熱帯気候のせいではありません。
だってそうでしょう?異国の誰も居ない薄暗いテーマパークにただ1人…不安です。
そして、不気味な呻き声がそこらかしこから聞こえてくるのです。人の声も車の音もせず、ただ虫の羽ばたき音と獣のような呻き声…そして自分の荒い呼吸と心臓の音に襲われていました。
暗くなるのに比例するように増して行く恐怖よりも辛うじて好奇心が勝っていました。ジャングルを模した散歩道を見つけたなら進むしかありません。
アトラクションに乗りたい
せっかくテーマパークに来たのであれば、食とアトラクションを楽しみたいところです。
お腹は空いているもの、誰もおらず、むしろ私が恐竜の食事になりそうな雰囲気なので食事を楽しむのは難しそうです。
アトラクションはどうでしょうか。入口に汽車がありましたが、やはりスタッフがいないと乗れないでしょうか。
どんなアトラクションがあるか見て周ることにしました。
いくつか小さい子供向けのアトラクションがあり、日中であれば動いているのかもしれません。
隣の敷地には観覧車のようなものが見えており、全体としてはそれなりの規模のテーマパークであることがわかります。
無人の理由は、おそらく子供向けのテーマパークなので来るには時間が遅過ぎたのでしょう。
しかし、アトラクションが終了した後も電気を落とさず、無料の公園として「恐怖のテーマパーク」を提供してくれるのは気前が良いですね。
ジュラシック・ワールド
見てきた中でも特に映画ジュラシック・ワールドのような雰囲気の写真を紹介します。
まとめ
最後の最後にスタッフらしい人を1人見かけました。
ハローとお互い挨拶して、それ以外は何かを言われたりはしませんでした。
本当に無料だったのか、本当に日中であれば活気があるのか、アトラクションは動いているのか。
謎だらけのままのテーマパーク「Dinosaurs Alive(生きている恐竜たち)」でしたが、こうして記事を書いていて、達成感というか興奮が蘇って来ましたので、非常に良い体験が出来たと思っています。
是非、海外に行かれる方はご当地テーマパークを訪れてみて下さい。
首都プノンペンの恐怖遊園地:カンボジア編③に続きます。
テーマパークを後にした私ラム肉食べ太郎は、調子に乗って更にプノンペンの中心地から歩いて離れて行くのです。
では、次回の投稿でまたお会いしましょう。
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